『タイムバインド』

晴れ。

車の黄砂汚れがひどい。来年度の卒論についての相談。歴史に興味があるようで、いくつか渡した本の中からロバート・ウェストールをやりたいとのこと。参考文献はほぼないと思うが、とりあえず原文を渡して読んでおいてもらうことにする。

ワークシェアリング」、ゼロ会議、ゼロレポートの「ライブラリー・アワー」、部内独自の「タイムスケジュール」がタイムバインドを打ち破るために大事なんだということだが、それはまあそうなんだろう。ただ、結局、それこそホックシールド自身が度々言及する『フォーチュン』誌が選ぶトップ500社のうちの1社であるアメルコ社という大企業の話に過ぎなくて、言い換えると、もしかするとガラスの天井を打ち破ることのできるかもしれない、ある程度働き稼ぐ能力のある女性の話に過ぎなくて、むしろ重要なのは、そうではない女性たちの状況分析のほうなのではないかしら。