脱力
曇り。
午前中、歯医者。歯を抜くことにもはや抵抗はないのだが、元気な親知らずを抜くのにはさすがにちょっと抵抗がある。ほおっておいて炎症でしんどい目にあうことはなくなるのかも知れないが。
午後、職場で仕事。連絡の取れない同僚との行き違いで無駄な仕事をしていたことが判明し脱力するなど。
アマゾン
晴れ。
ゼミ1、授業1。アマゾンから(というかアマゾンに登録している某セラーから)ある電子機器を購入したのだが、梱包材なしに紙袋に入れて送りつけてきたのには参った。それでかどうかは知らないが表面に汚れがあったので早速返品作業に取り掛かる。あー、研究費で買わなくてよかった。
『アニメーションの女王たち』
晴れ。
夕方からZoom会議のため昼から職場で仕事。Microsoft Edgeのウィジェットが鬱陶しいのでアンインストールしようとしたらグレーアウトしてできない仕様になっているのは前からだっけ?コマンドプロンプトを立ち上げて管理者権限でアンスコできるようだが、またいずれ。
ナサリア・ホルト『アニメーションの女王たち』(2021)。作品のクレジットに名前こそ挙がらないものの、実に多くの女性たちがディズニーアニメーション制作に様々なレベルで携わっていたことを明らかにする好著。ハクスリーが脚本を書いていたのは浅学のため知らなかった。
当初、『ふしぎの国のアリス』の脚本を手掛けたのは、1932年の代表作『すばらしい新世界』で知られる作家、オルダス・ハクスリーだった。ウォルトがハクスリーを雇ったのは、そのディストピア思想のためではなく、彼が「『不思議の国のアリス』狂い」として有名だったためだ。ハクスリーは『ジェーン・エア』(1943年)や『高慢と偏見』(1940年)など、自分が手掛けたどの映画の脚本よりもこの仕事を喜んだ。原作に基盤となるような明確な構成がないことに、かえってやりがいを感じたという。だがハクスリーはあろうことかノンフィクションに走り、作者と、モデルとなったとされるアリス・リデルという少女との実際の関係に焦点を当てた。そのコンセプトはウォルトの不評を買い、ハクスリーの脚本は早々と没になった。(258)
UM690
晴れ。
枕元で外したワイヤレスのイヤホンが見つからず朝から捜索。おおかたにゃーたちが足でちょいちょいしながらどこかにゴールを決めたんだろう。家人を送り出し自宅で作業。結局職場のPCはMinisforumのUM690にした。NAD9と値段は変わらないが、型はこちらの方が新しいので。せめて3年はもって欲しいのだがどうなるか。
『英語と日本人』
雨のち晴れ。
家人は昨日ライブに行き、そのまま実家に帰省。ということで猫の世話係として自宅で作業。
ぼちぼちふるさと納税を考えないといけないのでかさばる紙類を中心に、新米も予約しておく。米はありがたいことに昨年より5000円ほど値下がりしていた。
江利川春雄『英語と日本人ー挫折と希望の二〇〇年』(2023)。どこかで読んだことがあるような気がする記述も多いが、氏の著作が多いせいだろう。第5章、息子さんへのTOEIC指導の微笑ましい話が紹介されている。スコアが530点だったということは基礎学力が身に付いているということだから、氏の1週間の指導で100点アップしても特に驚くことはないのだが、630点で特別コースに選抜されて留学できるのは流石に低すぎないか。
ブラム・ダイクストラ
晴れ。
終日自宅。最近歩いていないので仕事の合間にウォーキング。
ブラム・ダイクストラといえば、カリフォルニア大学サンディエゴ校で教鞭をとっていた英文学者だが、彼のレコードコレクションがたまたまインスタから流れてきて圧巻だった。2300万ドルの価値があるとか。院生の頃、『倒錯の偶像』(1994)をしこしこコピーしていたのを思い出す。
詳しい記事はこちらから。
somatosensation
晴れ。
授業2。後期の5限目はただ薄寒いだけだが前期の5限目は趣があって良い。
4月27日配信の「バイリンガル・ニュース」で紹介されていた、体性感覚比喩についてのシカゴ大学のリサーチはこれだろうか。
biologicalsciences.uchicago.edu
生まれつき体性感覚のない(つまり、自分の体を感じるための感覚神経繊維のない)被験者が、にもかかわらず、"drive a hard bargain"のような感覚に根ざしたフレーズを理解する能力があるという研究、つまり体性感覚的な比喩表現を理解するためには必ずしも体性感覚は必要ないのではないかという研究。視覚や聴覚は正常に機能しており、例えば机の硬さを知覚するには、触っても硬さがわからないため、被験者はモノなどを机にぶつけるなどしてその音から硬さを判断するのだそうだ。結論としては、どんな場面でどんなニュアンスで周りの人が使っているかのパターンを膨大に記憶することで判断しているということで、興味深い。