脱力

曇り。

午前中、歯医者。歯を抜くことにもはや抵抗はないのだが、元気な親知らずを抜くのにはさすがにちょっと抵抗がある。ほおっておいて炎症でしんどい目にあうことはなくなるのかも知れないが。

午後、職場で仕事。連絡の取れない同僚との行き違いで無駄な仕事をしていたことが判明し脱力するなど。

『イギリス紳士のユーモア』

曇り。

朝から歯医者。どうやら口中の大工事を免れないようだ。自業自得なのだが、一気にQOLが下がるんだよな。夏休み中だけでは終わらないような感じだし、後期はすべての授業を遠隔にできるのだろうか。無理だよな。。

小林章夫『イギリス紳士のユーモア』(2003)。授業準備で書棚を漁ったら同じものを3冊持っていた。軽妙洒脱ないつもの小林節なのだが、「学術」文庫なら出典を明らかにして欲しいところが結構あってもやもやする。

出張

曇りのち雨。

近隣の中学校へ出張。まさかの1限と5限の授業参観。時間をつぶすため、コメダカツサンドをアイスコーヒーで流し込みながら少し仕事をしてみるが、どうにもうるさいのですごすご退散。お目当ての博物館は改装中だし、近所の美術館は展示が渋いしで、しかたがないのでブックオフへ。デヴィッド・グレーバーの『ブルシット・ジョブ』があったが文庫化を待つことにしてスルー。それ以外はさして目ぼしいものは見当たらず、収穫のない出張であった。

アマゾン

晴れ。

ゼミ1、授業1。アマゾンから(というかアマゾンに登録している某セラーから)ある電子機器を購入したのだが、梱包材なしに紙袋に入れて送りつけてきたのには参った。それでかどうかは知らないが表面に汚れがあったので早速返品作業に取り掛かる。あー、研究費で買わなくてよかった。

『アニメーションの女王たち』

晴れ。

夕方からZoom会議のため昼から職場で仕事。Microsoft Edgeウィジェットが鬱陶しいのでアンインストールしようとしたらグレーアウトしてできない仕様になっているのは前からだっけ?コマンドプロンプトを立ち上げて管理者権限でアンスコできるようだが、またいずれ。

ナサリア・ホルト『アニメーションの女王たち』(2021)。作品のクレジットに名前こそ挙がらないものの、実に多くの女性たちがディズニーアニメーション制作に様々なレベルで携わっていたことを明らかにする好著。ハクスリーが脚本を書いていたのは浅学のため知らなかった。

当初、『ふしぎの国のアリス』の脚本を手掛けたのは、1932年の代表作『すばらしい新世界』で知られる作家、オルダス・ハクスリーだった。ウォルトがハクスリーを雇ったのは、そのディストピア思想のためではなく、彼が「『不思議の国のアリス』狂い」として有名だったためだ。ハクスリーは『ジェーン・エア』(1943年)や『高慢と偏見』(1940年)など、自分が手掛けたどの映画の脚本よりもこの仕事を喜んだ。原作に基盤となるような明確な構成がないことに、かえってやりがいを感じたという。だがハクスリーはあろうことかノンフィクションに走り、作者と、モデルとなったとされるアリス・リデルという少女との実際の関係に焦点を当てた。そのコンセプトはウォルトの不評を買い、ハクスリーの脚本は早々と没になった。(258)

教採

曇り。

授業1。昨年は空梅雨だったが今年はどうだろうか。文科省が教採の1次試験を6月に前倒しする決定をしたようだ。何度も言うが、教員離れが起きているのは単純に魅力がないからであって、民間に比べて内定が出るのが遅いからではないのだよ。

UM690

晴れ。

枕元で外したワイヤレスのイヤホンが見つからず朝から捜索。おおかたにゃーたちが足でちょいちょいしながらどこかにゴールを決めたんだろう。家人を送り出し自宅で作業。結局職場のPCはMinisforumのUM690にした。NAD9と値段は変わらないが、型はこちらの方が新しいので。せめて3年はもって欲しいのだがどうなるか。

ヤフオク

晴れ。

午後から職場へ出かけ、部屋の掃除をしたり読書をしたり明日の授業準備をしたりなど。掃除の結果、うまい具合にスペースがいくつか空いたので、ヤフオクで『山口瞳大全』全11巻を5000円で、『フロイト著作集』全11巻を8000円で購入。フロイトのは新版を参照しないといけないのだろうが、旧版に愛着がある。

「ラジオ英会話」

晴れ。

ゼミ1、授業1。通勤中ずいぶん久しぶりに大西泰斗の「ラジオ英会話」をストリーミングで。冒頭のミニコントはいつもの芸風ということだろう。年齢不詳の多い業界だが大西先生ももう還暦過ぎか。

職場のPCがそろそろ5年目を迎えるのだが、手続きに面倒のないように10万円以内で収めるとなるとMinisforum一択だろうか。NAD9なんかi9-12900H、14コア20スレッド、32GB RAM、512GB SSDで10万円切るんだが、大丈夫かなこれ。

飛ぶ教室

曇り。

昨今の電気代高騰を受けて暖房便座の電源が落ちていることに気づかずガバッと座ってしまう。心臓が止まるかと思った。授業2。Brexitの背景と展開についての説明を駆け足で。コメントシートを読む限り言いたかったことはある程度伝わったようだ。

5月12日放送分の「高橋源一郎飛ぶ教室」を聞きながらウォーキング。中森明夫ブレイディみかこ、栗原康をゲストに大杉栄の自叙伝を中心とした読書会。大杉栄を殺害した甘粕正彦が高橋の遠縁とのことで思わず立ち止まってしまった。

『ナイヴズ・アウト』

晴れ。

特に出かける用事もないので、本を読んだり仕事をしたりして終日自宅で過ごす。auひかりがコミュファひかりに移管されたので諸々確認せよとの連絡。指定されたポータルサイトに接続すると、ログイン障害で繋がりませんとのこと。しかも4月20日からずっとらしい。あかんやん。

『ナイヴズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』(2019)。冒頭のわずかな伏線も最後に回収されて、見せ方のうまいよく考えられた映画。続編もあるようだ。

『英語と日本人』

雨のち晴れ。

家人は昨日ライブに行き、そのまま実家に帰省。ということで猫の世話係として自宅で作業。

ぼちぼちふるさと納税を考えないといけないのでかさばる紙類を中心に、新米も予約しておく。米はありがたいことに昨年より5000円ほど値下がりしていた。

江利川春雄『英語と日本人ー挫折と希望の二〇〇年』(2023)。どこかで読んだことがあるような気がする記述も多いが、氏の著作が多いせいだろう。第5章、息子さんへのTOEIC指導の微笑ましい話が紹介されている。スコアが530点だったということは基礎学力が身に付いているということだから、氏の1週間の指導で100点アップしても特に驚くことはないのだが、630点で特別コースに選抜されて留学できるのは流石に低すぎないか。

ブラム・ダイクストラ

晴れ。

終日自宅。最近歩いていないので仕事の合間にウォーキング。

ブラム・ダイクストラといえば、カリフォルニア大学サンディエゴ校で教鞭をとっていた英文学者だが、彼のレコードコレクションがたまたまインスタから流れてきて圧巻だった。2300万ドルの価値があるとか。院生の頃、『倒錯の偶像』(1994)をしこしこコピーしていたのを思い出す。

詳しい記事はこちらから。

www.delmartimes.net

somatosensation

晴れ。

授業2。後期の5限目はただ薄寒いだけだが前期の5限目は趣があって良い。

4月27日配信の「バイリンガル・ニュース」で紹介されていた、体性感覚比喩についてのシカゴ大学のリサーチはこれだろうか。

biologicalsciences.uchicago.edu

生まれつき体性感覚のない(つまり、自分の体を感じるための感覚神経繊維のない)被験者が、にもかかわらず、"drive a hard bargain"のような感覚に根ざしたフレーズを理解する能力があるという研究、つまり体性感覚的な比喩表現を理解するためには必ずしも体性感覚は必要ないのではないかという研究。視覚や聴覚は正常に機能しており、例えば机の硬さを知覚するには、触っても硬さがわからないため、被験者はモノなどを机にぶつけるなどしてその音から硬さを判断するのだそうだ。結論としては、どんな場面でどんなニュアンスで周りの人が使っているかのパターンを膨大に記憶することで判断しているということで、興味深い。

『現代思想入門』

晴れ。

ウォーキングを兼ねてザックを背負い家人と近所のスーパーまで買い出し。youtube高橋徹也を聴いているが、『リフレクションズ』はもう定価では買えないのかしら。

積読になっていた千葉雅也『現代思想入門』(2022)の5章まで斜め読み。入門書の冒頭で、難しいことを単純化できることが知性ではないとジャブを繰り出しつつ、5章でラカンの三幅対を単純化してわかりやすく説明してみせるあたりやはりすごい人だなと思う。